CONCEPT

FERMATは、コミュニケーションという社会の基底を与える領域の変化の徴候に照準しながら、未来のビジョンを描くことで、新たな何か=“X”、の誕生を促します。

『思想地図2.0』≒“New Yorker”という期待に至る過程: 2009年エントリーを振り返る
先日、『思想地図2.0』の展望(というか個人的希望)について記した。 『思想地図2.0』は村上春樹を経由してBay Area色の強い雑種的“New Yorker”になるのだろうか。 このエントリーでは、 『思想地図2.0』≒“New Yorker”、 という見立てを記したわけだけど、これは突然出てき...
続きを読む
『思想地図』に集まる人びとは『モジュール化の終焉』をどう捉えるのだろうか。
『思想地図』Vol.4に続き、積ん読の解消として、12月上旬に買ったままだった田中辰雄『モジュール化の終焉』を読む。 感想としては拍子抜け。 タイトルの物々しさに比して、語られていることは、極めて限定的。それは、田中自身、最後の章で想定される反論として予め指摘している。 そうした著者自身の自覚も踏ま...
続きを読む
『思想地図2.0』は村上春樹を経由してBay Area色の強い雑種的“New Yorker”になるのだろうか。
『思想地図』Vol.4をようやく通して読んだ。 この本自体は、先日のフランス大使館シンポジウムを観覧しに行った際、登壇者が全員テーブルに置いていて、それが気になったため、積ん読になっていたのに手をつけて、ようやく時間を取ることができた次第。 個々の論考やインタビューの内容について、いろいろと思うとこ...
続きを読む
夢想知識小説としての『クォンタム・ファミリーズ』: 読書体験のウェブ的転倒とそのエミュレーション
この休みに、『クォンタム・ファミリーズ(QF)』を読んだ。 QFは、東浩紀の、単著としては初の小説。 不思議な本だ。 全編が「亡霊効果」で溢れている。 東が、覆面作家である舞城王太郎の、いわば対極にある存在だからか。 ウェブの中では東に関わる語りや言説は溢れているし、東自身、今までウェブに限らず多く...
続きを読む
世界分業体制の中でのパテントの所在: アメリカ産業界の憂鬱
アメリカでの特許取得件数で見ると、アメリカ人よりも外国人の方が取得件数が多くなった、という。 Innovation: Ben Franklin, Where Are You? 【BusinessWeek: December 17, 2009】 外国人(正確には外国居住者)の中でも、アメリカに留学した...
続きを読む
Murdochによって保守政治紙化するWall Street Journal
二年前にMurdochによって買収されたWall Street Journalだが、この二年間で保守政治紙の傾向が強くなってきたことを伝えるNYTの記事。 Under Murdoch, Tilting Rightward at The Journal 【New York Times: Decembe...
続きを読む
《マクドナルド化》を更新するマクドナルド: Free Wi-Fiで“hang-out destination”を目指す
Hang-out destination というのは、「ぶらぶらする場所」とか「たまり場」とかいう感じの表現。ハンバーガーチェーンのマクドナルドが、今まで有料だった店内でのWi-Fiの利用を無料にして、顧客の呼び込みを図る施策を来年から始めるという。 McDonald's to Offer Free...
続きを読む
科学研究手法の「第四のパラダイム」としてのData-intensive Computing
Microsoft Researchが、かつての同僚でデータベース研究者であったJim Grayを追悼して、Grayが提唱したData-intensive computing(データ処理に照準したコンピューティング)をテーマにした論考集を編纂した。 A Deluge of Data Shapes a...
続きを読む
試合巧者のGoogle: Nexus OneでSmartphone市場に直接参入へ
Googleが、Nexus Oneという、自前のAndroid Phoneを直販する計画を進めているようだ。 Google Set To Market Own Phone Next Year 【Wall Street Journal: December 13, 2009】 Google testin...
続きを読む
Paul Samuelson 死去
いわゆる新古典派総合経済学を成立させたPaul Samuelsonが亡くなった。享年94歳。 Paul A. Samuelson, Economist, Dies at 94 【New York Times: December 13, 2009】 'Titan of Economics' 【Wall...
続きを読む
フランス大使館シンポジウム観覧メモ: 千葉雅也、池田剛介、濱野智史、黒瀬陽平、による「イストワールの現在」
12月12日(土)に、旧フランス大使館建物跡で芸大が主催しているイベントに行ってきた。その展示会場のある一室で午後2時から5時半まで開催されたシンポジウムを拝聴した。 以下は、その時の観覧メモ。 メモなので、文章としては未完成、内容は文脈無視、特定の専門用語の説明なし、のものであることを、予め断って...
続きを読む
《軍-消費者-複合体》の誕生
かつてはテクノロジーの最先端は軍事技術であり、その民生品用スピンオフが家電やITを支えていたが、どうやらそのベクトルが逆転したようだ。その結果、《軍-消費者-複合体》とも呼ぶべき事態が起こっているという。 The military-consumer complex 【Economist.com: D...
続きを読む
音楽をdemocratizeする、電子楽器としてのiPhone
iPhoneを電子楽器として使ったコンサートが開催された。そのコンサートを行ったStanford Mobile Phone Orchestraと、主催者であるGe Wang助教授が紹介されている。 From Pocket to Stage, Music in the Key of iPhone 【N...
続きを読む
Googleの“living stories” project: News SiteのWebらしい接触形態の提案
Googleが“living story”という、トピック別のニュースアグリゲーションサービスの試みを公開した。いまのところ、New York TimesとWashington Postの二紙がこの実験に参加している。 Google Unveils News-by-Topic Service 【Ne...
続きを読む
ComcastのNBCU獲得は、アメリカ情報通信政策の改変を引き起こすか。
ComcastがNBCU株の51%を所有することで、ComcastとGEとの間での合意が成立した。残りの49%はGEが所有する。 Comcast, GE Strike Deal; Vivendi to Sell NBC Stake 【Wall Street Journal: December 3, ...
続きを読む
Web全体のFreemium化を加速させる?: Googleの“First Click Free” プログラム
Murdochによる「Google外し」ならびに「Microsoftとのタッグ」の動きを受けてか、Googleが“First Click Free” プログラムという、News Site閲覧方式を公表した。 Google to Let Publishers Set Limits 【Wall Stre...
続きを読む
FTCが「ジャーナリズムの未来」シンポジウムを開催
以前にも開催予定について記していた、FTCによる「ジャーナリズムの未来」に関するシンポジウムが、12月1日、2日にわたり開催された。 FTC to Examine Possible Support of News Organizations 【Wall Street Journal: Decembe...
続きを読む
アメリカのブロードバンド配備計画を具体化し始めるFCC
FCC委員長のGenachowskiが、改めてアメリカのブロードバンド整備の方針を示している。 FCC Seeks Revamp of Phone Subsidy 【Wall Street Journal: December 2, 2009】 基本的には以前公表したものを再度確認したことになる: 一...
続きを読む
触れるように考える: Gary HamelとIDEOのPrototyping
マネジメントコンサルタントのGary Hamelが、ビジネスにおけるデザインの重要性を最近経験したことに基づきながら、複眼的に論じている。 Inspired Design is Essential — and All Too Rare 【Wall Street Journal: November 3...
続きを読む