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バランスの取れたビジネス批評

Banbi Fiascoのコラム“Google shows its true colors”は、アメリカのビジネス批評の健全さを示してくれる。

中国市場の進出と引き替えに、中国政府の検閲方針を受け入れたGoogleに対して、先週アメリカ政府に示した抵抗は何だったのか?と問いかける。

こうしたバランス感覚のある批評の存在は、市場志向の社会に向かえば向かうほど重要になる。どこかの御上が事前に全て調整し尽くして、問題のないものだけが供給されるわけではないから。

NYに行っている間に生じた「ライブドアショック」。逮捕という決定的事態に至った途端、今まで我慢していたとしか思えないくらいの怨嗟の声が、新聞・テレビでガンガン流れている。批判するなら、ライブドア自体の動きがどうこう、ということなく、日頃からきちんと批判すればよい。

風評の流布、ってのが問題なら、このマスメディアの、匿名性をいいことにした、情報ならびに判断の垂れ流しの方が、むしろ気になって仕方がない。昨年のニッポン放送買収の時の報道といい、今回のことといい、ある出来事を即座に劇場化してしまうメディアの所作があからさまになったことの方が、今後のメディアの行く末の分水嶺になってしまうのかもしれない。折しも、放送メディアの見直しが、政府主導で行われている時だけに。


author: junichi ikeda

CONCEPT

FERMATは、コミュニケーションという社会の基底を与える領域の変化の徴候に照準しながら、未来のビジョンを描くことで、新たな何か=“X”、の誕生を促します。