FERMAT communications visionary

January 04, 2007

op-ed / commentary


author
junichi ikeda

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Googleのプロモーション

January 04, 2007

op-ed / commentary


author
junichi ikeda

Google Steps Up Self Promotion

【January 4, 2007: Wall Street Journal】

Googleが開発したアプリケーションの紹介を自社サイトでひっそりと始めた、という記事。

*****

Googleのトップページのトラフィックをうまく他のGoogleサイトに誘導できていない、というのは前から指摘されていた。たとえば、Google Videoを提供しても初発の勢いを得ることができず、結局YouTubeを買収することで何とか対処したわけで、こうしたGoogleの検索以外でのプロモーションの弱さは前から指摘されていた。

(それと好対照なのが、日本のヤフーで、既存のトラフィックを新しいサイトに誘導するのはお手のもの。音楽にしても動画にしても、あっという間にナンバーワンサイトになってしまった。)

Googleとしては、公正な第三者の立場に固執して、あくまでも「客のことを考えていいものをつくればあとから客はついてくる」という態度を貫いてきたわけだが、その態度を少し和らげてきている、ということのようだ。

ただし、その場合も、あくまでもrelevantな誘導に執着するようだが。

ということを考えると、Googleは文字通りメディア(媒介)企業になったのだと感じる。

ユーザーの便益を考えてソフトウェアを開発し、その利用を広告でファイナンスする、という、使う人と払う人が別になる仕組みのジレンマに直面しているわけだから。

ヤフーやMSNのようなポータルがある意味Google化を図ろうとしている一方で、GoogleはGoogleで一種のポータルのような存在になろうとしている。

ただ、螺旋階段を上がるように一段上の階層で(ある意味弁証法的に)両者が接近しつつあるとも言えるわけで、この点は、もう少し考えをめぐらさねば、とここまで書いたら気づいてきた。ちょっと考えます。

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